2015年02月02日
草津市剣道教室
中学生には先ず「講話」が有り、”武道とスポーツ”の違いや修行”守破離”について分かり易くお話しいただきました。興味深かったのは剣道での”四戎=驚・懼・疑・惑”にさらに”怒り、侮る(あなどる)”をプラスして”六戒”の教えを学びました。剣道を学び、教える立場に於いて”怒り”は他の人の”怒り”を生み、”侮る(あなどる)”はあまねく人との公平なる修練にならない。
もう一つは、漫然とした稽古ではなく”試合のつもりで稽古せよ!一本を取るつもりで稽古し、取ったら守るために攻撃せよ!取られたら取り返す稽古せよ!!こういう気構えでの稽古は生きてくる。
午後からは一般への講習、五・六・七段を目指す方へ自身の八段合格時の心構え、稽古法、そしてポイントをお話しいただいた。そのポイントのいくつかが「1.形をつくる。・・・所作、構え、形」「2.相手の起こりを打つ。・・・当たる当たらないではなく、打つべく機会を捉え打ち切る」「3.良いつなぎをつくる。・・・残心ある打ち、その後の攻め」が合格の極意と自身の経験から語られました。
基本の稽古は中学生、一般とほぼ共通でしたが中学生は特に「足さばき」の練習を武道館一杯使って行われ、こんな練習したことがない中学生目を白黒させていました。
一般は目指す段別に”立ち合い”の練習を行い最後は合同稽古で終了し、学びの多い講習会になりました。